MT4/5の発注方法とレバレッジについて
今回はMT4での発注方法について解説します。MT5でも画面はほぼ同じになります。
取引する通貨ペアを表示させる
このブログではドル円、ユーロ円を対象として解説していきます。
まずMT4を起動して、画面の左上にこんな感じで通貨ペアが見えます。
ここをドル円とユーロ円だけにしてみます。
ちなみに通貨ペアのコードは
ドル円: USDJPY
ユーロ円: EURJPY
です。
この画面の通貨ペア、どこでもいいので右クリック。
「すべて非表示」をクリック。
チャートが表示されている4つの通貨ペア以外の通貨ペアの表示がなくなります。→ 次の画面
目的のドル円(USDJPY)はありますが、ユーロ円(EURJPY)が見当たりません。
ここでもう一度、通貨ペアの空白部を右クリック
「通貨ペア」をクリック
1.Forexの+をクリック
2.EURYPYをクリック
3.「表示」をクリック
4.「閉じる」
これで、ドル円、ユーロ円ともに通貨ペアの窓に表示されました。
では早速、USDJPYをダブルクリックしてみましょう。
発注方法
上のUSDJPYをダブルクリックすると、以下のような画面が出てきます。
ここでは
1ドル=111.483円 が売値
1ドル=111.495円 が買値
この両者の差を「スプレッド」と呼びます。ここでは0.012円がスプレッドになってます。
スプレッドの差額はFX会社などの手数料と考えればいいと思います。FX会社の儲けがないと我々もシステムが使えないので恩恵を受けられません。このスプレッドはFX会社の人件費や広告費などに使われていると思えばわかりやすいと思います。
発注数量(単位)
そして上の画面で「発注数量」という項目(赤丸部)があります。単位はロットと呼ばれています。
ここでは1ロットですね。
さて、この1ロットとは一体どのくらいの価格になるの?ってことになります。
今、あなたの口座にはボーナスの3,000円が入っていると想定します。
111円程度なら多くのロットを買えそうだ、となりそうです。
しかしXMTradingのStandard口座であれば1ロットは10万通貨単位、つまりドル円の場合は10万ドルを意味します。
ここでは
1ドル=111.495円 が買値ですが、簡単にするために、110円とします。
ですから、もしも1ロット買うとすると
1ドル=110円 x 100,000 ドル = 11,000,000 円
という金額の”取引”になります。
しかし、あなたの口座には今、3,000円しかありません。
ですのでとうてい買うことができない、ということになりそうです。
レバレッジとは?
しかし、FXは為替証拠金取引という取引方法でして、証拠金(あなたの口座にある金額)のXX倍の金額まで取引できる、という仕組みになっています。
このXX倍、というのはレバレッジと呼ばれていて、FX会社によって異なります。
日本では個人の口座であれば25倍までと法律で定められています。しかし海外のFX会社ではその国の規制になりますのでレバレッジは日本と比較してかなり大きいです。
ここで紹介しているXMTradingのレバレッジは最大で888倍となっています。(記事執筆時時点)
先ほどの例を当てはめてみます。
口座残高3,000円x888倍=2,664,000円
つまり3,000円で2百万円レベルの取引ができる、ということになります。
もしも1ドルが110円の場合なら、
2,664,000円 ÷ 110円 = 24,218ドル
つまり、24,218ドル分の取引ができる、ということになります。
これは1ロットが10万ドルだとすると、0.24ロットの取引が可能ということになります。
0.1ロットx10万通貨=1万通貨(1万ドル)、となりますので、
レートが110円なら
110円x0.1ロットx10万通貨=1,100,000円の取引となります。
1円動いたら1万円の利益か損失になります。なので元金3,000円だと0.1ロットもなかなか買えませんね。
では0.01ロットならどうでしょう?
1円動いたら1000円の利益か損失、ってことになります。こちらはトライできそうです。
(※もしもXMTradingのマイクロ口座であれば0.01ロットは1円動いても100円の損益となりますのでもっと取り組みやすくなります。)
ドル円レート | ロット | 1ロット通貨単位 | 計算上の取引額 | 1円動いたら、いくらの損益? |
100円 | 0.01 | 100,000ドル | 100,000円 | 1,000円 |
同上 | 0.1 | 同上 | 1,000,000円 | 10,000円 |
同上 | 1 | 同上 | 10,000,000円 | 100,000円 |
※売買の最小単位は0.01ロット
こうやって、リスクを計算しながら自分が何ロットの売買をするのか決めていくことになります。そしてこのようなリスク管理はFXを行う上では必須となります。いくら儲かるか?の前に、いくらの損失までなら許容できるか?を考えなければなりません。