MT5/MT4でMACDを線表示させる方法:3パターン

MT5/MT4のMACDの表示のメリット・デメリット

以前の記事でも書きましたがMT5/MT4のMACDの表示ってヒストグラム形式なのでクロスがわかりにくいですよね。あと個人的にはHidden Divergenceがわかりにくい。さらにOsMA(MACD-Signal)のヒストグラムを同時に表示すると混沌としますよね。OsMAはMACDクロスまでの動きをつかみやすいのでできれば一緒に表示したいところです。

一方、MTデフォルトのMACDはヒストグラム表示のため、MACDの値の増減を確認するのは線表示より早く視認できることは利点です。というかこうしてみると利点が少ないですね。

日本のFX会社の多くは独自のシステムやチャートを提供していてMACDの表示も線表示が主流です。なのでそれに慣れてしまったユーザーはMT5/MT4のMACD表示に戸惑うことも多いのではないかと考えます。

解決方法は3つ

1:Meta Editorを使って解決(最も早いがスマホでは不可)

2:2つのMACDを組み合わせる(デフォルトのインジケーターで可能、スマホでも可)

3:MQL5からアプリを導入(探すのが面倒かつ動作が重くなる場合もある)

これらについて動画も作りましたので合わせて紹介します。

方法1:Meta Editerを使う

これが一番簡単です。こちらの動画をご覧ください。OsMAをデフォルトのインジケーターで表示させる方法も最後に10秒だけ触れています。

MACDを選ぶときにオシレーターの中ではなくExampleの下から選ぶ、というのを忘れずに。

動画の長さ:2分59秒

方法2:2つのMACDを組み合わせる

2つのMACDのうち、片方のシグナルを1にする、というのがミソです。

またこの方法はスマホの設定にも応用可能です。

動画の長さ:4分16秒

方法3:MQLのアプリを導入する

最後にMQL5からアプリをダウンロードする方法です。

こちらの利点は線表示だけでなく他の機能もついているものもあることです。たとえばダイバージェンスの自動表示が代表例です。あとOsMAの色表示が工夫されていたり。ただし無料のものと有料のものが混在していますのでご注意願います。

過去のこちらの記事https://tradebeginners.com/2020/02/24/macd-histogram-by-mt5-mt4/でひとつアプリを紹介していますので参考にしてください。

ただし私はこのアプリはダイバージェンス自動表示機能をOffにして使っています。理由は読み込みが極端に遅くなるからです。

スマホでも表示可能

スマホで表示したい場合は「方法2」を参考にしてもOKですし、以下の動画でも説明しています。音声はありません。

なお、MACDをライン表示にするとスペースも空きますのでOsMAも表示できて便利です。なおOsMAは Moving Average of Oscillator という名前になっていますのでご注意ください。動画を見ながらぜひ試してみてください。

動画の長さ:1分27秒 ※音声なし