週刊日経とダウ#21:週初めの方針は買い・ドル円は大口買いポジ減少中

日経・ダウ共に週足大陽線

先週は景気後退懸念による米10年債金利低下、四半期末のリバランスを控えてることなども影響してか買いが優勢。金曜日には大きく上昇。ダウは週足毛抜き底の形で大きく上昇。前週の下落分をほぼ全部埋めた。

日経はそれにプラスして参院選も控えており上昇しやすい局面。以前に逆三尊を形成した25500で2種連続跳ね返され、下落の並行チャネルを上に明確にブレイクする可能性も出てきた。

ダウの週足MACDは去年の6月のデッドクロスから1年が経過かつまだ下向きだが、日経は力強くはないが上昇基調を継続。ダウは20週平均線にはまだ遠いが、日経はちょうどタッチしている位置。

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日足では上昇の余地あり

日経は27500前後までは上昇余地ありそう。28000前後まで今週伸びてきてもそこで折れそうだ。ダウも同様で32000前後までは上昇余地ありそう。33000前後では抑えられるとみる。よって週初めは買いで入る方針。

日経のMACDが金曜日に上向きに転換。ダウは日経より早く先週火曜日にすでに転換している。共に20日移動平均にもうすぐタッチということろ。

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今後の見通し

上述の通り、来週もこの反発局面が続くとみている。市場参加者の多くは今回のダウの上昇も冷ややかに見ていると思う。出来高も増えておらず、いずれまた今までのように暴落するだろうと思っている人が多数派ではないだろうか?

しかし相場は大衆の思惑とは逆に動くことが多い。煮詰まった局面ではなおさらだ。大口のリバランスが終わっても出遅れたと思った参加者が買いに回り、買いが買いを呼び大きな反発になるかもしれない。

そしてそこから最後のとんでもない下落が襲って、今回のリセッションによる下落相場は終了、その時は米3指数すべてコロナ前高値に差し込む展開になっている。

とまぁ、こんなシナリオも頭には入れておきたいところだ。

もちろん相場は両サイドにシナリオをもって望まなければならないので、こういう一方向への予想はあまり意味がない。大事なことは、上にも下にも戦略を持ちそれを実行するということだ。

予想は娯楽

しかし相場を予想することは相場の醍醐味の一つ。しかしそれは娯楽のようなものだと認識しておく必要もある。

例えばサッカー日本代表の試合で、日本代表がこんな勝ち方をするだろうってときは、自分に都合のいい方向にバイアスをかけて予想することが多いはず。決して負け方を想定したりはしない(いや、実際には想定してしまうのだが(笑)。

そして過度な期待をもって確実に勝てる!と思ってみている時は、負けた時のショックは大きい。

相場においてこれは危険である。

ちなみに、サッカーの試合を相場風に見るとするならば、勝ち方も負け方も想定しておいて、買っても負けてもどちらでも冷静に対応し、一喜一憂しないという、なんともつまらないものになってしまうのだ(笑)

とういうことで相場では、上に行ったらどうする?下に行ったらどうする?という戦略を常に持っておくこと、そして起きている事実に臨機応変に対応していく、これを意識していきたいと思う。

ドル円と米10年債金利のチャート比較

最後にドル円と米10年債金利のチャートも載せておく。

この2週間の日足、少し様子が変わってきた感じ。金利が先に高値を切り下げてきた。このパターンはこの大相場が始まってからは初めてに見える。

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ドル円週足・大口の買いポジションさらに減少

以下はTradingViewでIMMポジションを表示させたもの。一番下の「COT」のヒストグラムが実需筋を除く大口のポジションの動向。現在はプラス側なので買いポジションが多い、という見方になる。週単位の更新。

※TradingViewのインジケーターで以下のr-COTを選ぶと出てきます。

大口のポジションの数値はこの表では+69Kだが、最新の数値はまだ更新されておらず+58Kになっており減少している。この大相場が始まってから6週連続の買いポジ減少は初めて。

金利が落ち着きそうな傾向にも見えることから、ドル円も一旦調整が来るかもしれないことは頭に入れておきたい。

ただしある程度減ったら反転余力が生まれるということも考えられるので両面で考えておきたい。

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