チャートに張り付くな

エントリーするとチャートが気になる

エントリーするとチャートが気になりますよね。

それでついつい見ちゃう。

それ自体は悪いことだと思ってません。問題はチャートを見る頻度です。

まずはチャートを頻繁に見てしまうことの弊害を確認してみましょう。

チャートを頻繁に見てしまう弊害・その1・生活影響

チャートを頻繁に見ると生活がトレード一色になってしまいます。

専業ならともかく兼業であればこれはよくないかもしれません。

本業に集中できない、家事が放置される、食事や睡眠がおろそかになる、友人とのお食事中にもそわそわして心から会話を楽しめない、ご家族がいる方はご家族と向き合う時間もおろそかになる。

睡眠直前までチャートを見ている方は睡眠品質も落ちるだろうし、睡眠不足の恐れも。。。そういう状態で朝起きても一日がうまくいかなかったり。。。

うまくいかない一日の連続が1年になり数年になると多くのものを失っている気がします。

チャートを頻繁に見てしまう弊害・その2・トレード影響

生活面だけでなくトレードの成績にも影響してくると私は思っています。

実際に私がそうだったからです。(笑)

チャートをずっと見ていると、自分の都合のいいように見えてきます(笑)

直感的には「ここでのエントリーはないな」って思っていたのにいつしかローソク足が日足から4時間足、そこから1時間足、15分足、5分足、、、そしてついに発見した!みたいになってエントリーして瞬殺されるみたいな経験、私はありましたよ(笑)

これって「エントリーする理由を探す行為」になってるんですね。もはや分析ではありません。

朝一番のエントリーって勝率がいい、って経験したことありませんか?これってすっきりした頭でチャートを観てるからではないかと私は思っています。そして朝は忙しいからちょっとしかチャート見れないって方、多いはずですよね?これもいいバランスでチャートを見れる理由かなと。。。

それではこれらを解決するヒントを次に記述していきます。

トレードスタイルによる

まずこのお話の前に自分のトレードスタイルを知る必要があります。

代表的なのはスキャルピング、デイトレ、スイングだと思います。(以下分類は参考イメージです)

スキャルピング:短時間で決裁し利益の回数を積み上げるスタイル

デイトレ:1日から数日で決裁するスタイル

スイング:数週間から数か月で決裁するスタイル

スキャルパーの方はそもそもチャートに張り付くスタイルですのでここでは対象外です。

スイングの人がチャートに張り付く時は自分の建玉が気になるのではなくきっと投資対象の研究などが多いのではないかと思うのでこれも対象外。

この記述はでデイトレスタイル(私もデイトレです)についての記述と思ってください。

【見直しポイント1】そのロット数、多すぎませんか?

まずエントリーするとチャートが気になってついついたくさん見ちゃうという方、そのロット数は大きすぎないか疑うといいでしょう。

値動きが気になる=資金の増減が気になる、という図式です。

チャートを頻繁に見る方はそもそも資金の増減が気になっているはずです。

であればロット数を減らすといいのではないか?と考えるべきです。

【見直しポイント2】損切入れてますか?

次に損切(ストップロス)をきちんといれてるかどうかです。

スイングスタイルならともかくデイトレスタイルでは損切をあらかじめ設定しておくことは必須と考えます。

そしてストップロスがついてしまった時の損失額を計算しておきましょう。

その「想定損失額」を”許容できるのならエントリーする、としておくわけです。

ストップロスを許容していればチャート見なくても平気になると思います。

逆にデイトレスタイルでストップロス入れてないというのは私はちょっと怖くてできません。

【解決策】想定損失額をルール化する

この想定損失額ですが、ロット数と損切ポイントが決まっていればエントリー前からあらかじめ計算できます。

なので1回のエントリーの損失許容額を決めておく、といいのではないかと思います。

その場合は資金のN%までとする、という風に数値化しておくことが有効です。

自分のルールを作っておくわけです。

では一体何%ならよいのか?という疑問に当たります。

ここでは考え方を記載しておきます。

想定損失額をルール化する方法

例えば一回のトレードの損失額を10%と設定したとします。

5連敗すると資金の半分がなくなることになります。(元金を100%とした場合)

これを許容できますか?と自分に問いかけてみてください。

Noであれば10%はNGですね。

もしも5%にすると5連敗した場合25%、3%なら同15%、2%なら・・・

という風に決めていくのもよいかと思います。

このように、ロット数と損切ポイントを設定することで、想定損失額が可視化でき、それを許容するかどうかでエントリーすることを心がければ、

エントリー後にチャートが気になるってことは一気に減る

と思います。

いいメンタルを保つことがトレードで通算的に勝てるようになる第一歩でもあると思います。そのためには自分なりの資金管理を心がけるのがよいのではないでしょうか?

最後におまけ的ですが、エントリーする時のちょっとしたコツを書いておきたいと思います。

複数回に分けてエントリー ➡ 最初のロットは少なく!

相場を見るときに合計2回もしくは3回エントリーするイメージを持っておくといいと思います。

「だいたい最初のエントリーは逆行するものだ」くらいに考えておく方がいいです。

逆行した場合どうするか、順行した場合どうするか、を考えておくと良いと思います。

逆行した場合は損切が待っているのでそれで終了、もしくは予定していた2本目投入を最初から指値しておくとか。

順行した場合は増し玉するかどうかを決めておきます。もしも買いエントリーした後に、想定通り動いていることを確認しつつ、押し目が見えたら買い増し、みたいな感じです。

こんな感じで「次の一手」を想定しておくことで最初のエントリーで多くのロットを投入することを防ぐことができるかもしれませんね。

トレード初心者の方であればとにかく最初のロットは少なく!です。

今日の記述が参考になれば幸いです。