無駄なエントリーを減らせ

2022-02-08

なぜ無駄なエントリーを減らさないといけないのか?

私は無駄なエントリーは損切になる割合が高いと考えてます。大切な資金はそのような無駄から守る必要があります。

もちろん”勝ちと負けはセット”という側面もあるので損切自体は悪いことではありません。別記事「損切りは勝利だ!」で書いた通り損切は必要経費。ただ無用な損切の回数は減らしたいところですよね。

 

そもそも無駄なエントリーとは?

無駄なエントリーの代表例は

・なんとなく上がりそうだ(下がりそうだ)という雰囲気エントリー

・ここは5分5分だからエントリーしとけ!というギャンブルエントリー

・レートやチャートを見ずにニュースdeエントリー

・参加してないと損するかも。。。という機会損失恐怖エントリー

と、身に覚えのあるものがどんどん出てくるのですが(笑)こんな感じでしょうか。

これらに共通することはエントリーの根拠が薄い、ということではないでしょうか?

いやその”直感”や”ニュース”が確たる根拠だ!と言われるとそうかもしれないのですが、、、とりあえず進んでみますね(^_-)-☆

 

無駄なエントリーを減らす方法とは?

ということで、無駄なエントリーを減らす方法は、感覚ではない可視化できる根拠のあるエントリーをすることではないでしょうか?少なくとも私はそれで無駄なエントリーを減らせるようになりました。まだ訓練中ですが(;’∀’)

可視化できる根拠さえ持てば、その根拠が持てる場面になるまで持つことができます。

そもそもそれが待てないという方は「待つ訓練」からやらないといけないわけですが。

 

可視化できるエントリーの根拠を持つ方法とは?

可視化できる根拠を持つのに有効な方法はテクニカルだと思います。

サポートやレジスタンス、トレンドラインは基本。これだけでも三角持ち合いでや重要なサポレジでのブレイクポイントを理解できますので抜けた方に順張りという手法が使えます。ここを抜けたら順張りでエントリーだ!となるとそれが根拠となります。(サポレジの場合は一度抜けても戻ってくること多いので、一度戻って再度抜けた時にエントリー、とするのもいいでしょう。)

チャートの形も可視化できる根拠として使えると思います。トリプルトップ・ボトム、ダブルトップ・ボトム、Cup with handle、後は坂田五法も24時間取引できるようになった現代でも有効なものが多々あります。

そして移動平均やボリンジャーバンド、MACD、RSI、フィボナッチなどのインジケーターを利用するのもいいでしょう。デッドクロスやゴールデンクロス、ダイバージェンスなどが使えます。(但しこれらもそのサインが出る前にトレンドが発生している可能性がありますので注意が必要です。)

 

根拠は数を絞る

これらの根拠を持つために使うチャートの形やインジケーターなどは数を絞る方がよいと思います。

この場面で外せないチャートの形やインジケーターはこれ!みたいに相場の環境で利用する根拠は臨機応変に変える必要があると思います。

相場は生き物。二度と同じ相場は来ない。このような考え方からは、今の相場に合わせて根拠を使い分ける方が理にかなってると考えています。

そして注意しなければならないのが、たくさんの根拠(シグナル)が揃わないとだめだ!というルールを作ってしまうこと。ルールがどんどん増えてしまい、いつまでたってもエントリーできません(笑)

自分に相性の良いチャートの形やインジケーターの形をある程度の数、持っておいた方が有利だと思います。

 

ファンダメンタルも無視できない

もちろんファンダメンタルの大局を理解したうえで使わないとやられてしまいますのでそこは注意が必要です。

ファンダメンタルとは国や企業の経済状況のことを主に差します。金利の傾向、主要国の要人発言、地政学的リスクなどが大きく絡んできます。(詳しくはまた別記事で)

例えばこの記事を書いている今現在なら、ドルの金利は今後上がることが見込まれている、かつ日本は低金利のままということが見込まれている、これらからはファンダメンタルはドル円は買い、なので押し目を買っていく、というのが大局に対する順張り、ということになります。

 

自分のトレードスタイルも考える

ただし上述のドル円で言えば、一方的に毎日上がり続けるわけではないので、売りでも稼ぐチャンスはあります。上昇トレンドの中に下落トレンドも発生します。大局と同時に考えなければならないのはご自分のトレードスタイルだと思います。

中長期のスイングトレードなら大局に対して順張りしておく方が稼ぎやすいでしょう。一方私のようなデイトレであれば売りでも稼ぐチャンスは来るということです。ただしこの場合は「今は大局に対して逆張りしている」と認識しておくことはとても重要になります。大局逆張りは逃げ足を早くしなければならないことが多くなるからです。

このようにファンダメンタルを理解したうえで、自分のトレードスタイルも考える必要があると思います。

 

無駄なエントリーを減らすコツ

話がどんどんそれていった感がありますね(笑)

話を戻しまして、、、

では無駄なエントリーを減らすコツって何だろう?について少し書きたいと思います。

まず上述のような自分なりのシグナルを持つことが重要だと思います。

そして一番重要な心がけとしてはトレードの母数を減らすということだと私は思っています。

 

休憩するタイミングをルール化する

トレードの数を減らす方法として一番簡単なのは休憩することです。

「休むも相場」という格言もあります。

もちろんただただ休憩するわけではなく、その”休憩するタイミング”を決めておく、ということです。

ではそのタイミングはいつなのか?

 

タイミング1:大勝した後

大きく勝ったときってわりとエネルギー使ってる気がするんです。そのエネルギーを消耗した後ではできるだけエントリーしないようにしています。もしエントリーするとしてもロットを自分の最小単位まで落とします。

これがなぜ有効なのか自分なりに考えたことがあります。

大勝ちした後って気分が高揚しているし、少しぐらい負けてもいいので”とりあえずエントリー”ってのが増える傾向にありました。たとえば5分5部勝負のギャンブルエントリーがその一例です。

こういう時、大体負けます(笑)

それよりも「稼いだ資金を守ってる」高揚感に浸りましょう。

 

タイミング2:大負けした後

大負けした後もギャンブルエントリーになりがちでした。

それは「取り戻そう!」っていう気持ちが働くからです。そういう時はロットも大きくなるし、そもそも相場と自分が合ってないからやられているのに連敗する確率が高いのは見えています。

こういう時は「相場と合ってない、しばらく様子見」としてチャートも見ないようにしています。

 

タイミング3:小さな損切が続く時

小さな損切だったら”必要経費”じゃなかったっけ?って思う人もいるかもしれません。

勝ちと負けはセットなので確かにそうなんです。

小さな損切ということは「優位性の高いポジション」つまり損切ラインまで近いポジションであるはずです。わりと自信をもってる状態ですよね。でも小さな損切とはいえ自分の想定した方向に動かなかったことが続いている、ってことですよね。

これは相場と自分が合ってないということ、もしくは合わなくなりつつある兆候だと私は考えています。そのうち大きな損失につながる傾向だと考えます。なので具体的には3連敗ほど続いたら休むようにしています。

小さな損切だからたとえ5連敗しても1回の勝ちで十分おつりがくるかもしれません。しかし、連敗することでメンタルに悪影響が出るのを避けておきたいと思うわけです。

ちなみに「最初のロットは小さく入る」を実行できるようになると、こういう時の損失が少なくなりますよ。

 

タイミング4:相場がなぎの時(レンジ相場も)

なかなか動かない日ってありますよね。例えば値幅の狭いレンジ相場もそれにあたると思います。

こういう時は思い切って相場から離れましょう。

もちろん機会を損失するかもしれないという恐れからエントリーしたい気持ちにかられることもあります。

そんな時はサポレジや三角持ち合いなどからブレイクポイントをみつけてストップオーダー(逆指値)を最少ロットで入れておくというのはどうでしょうか?

わたしはこの手法を取り入れてからかなり無駄なエントリーを防ぐことができました。

なぎの後の相場は勢いよく動くこともあります。もしもそこでストップオーダーがヒットすれば思わぬ嬉しい結果になることもあります。もちろんストップロスを入れておくことも忘れずに。

 

今回の記事が少しでもお役に立てれば幸いです。