MT5 移動平均 乖離率 インジケーター
Meta Traderを使っていると乖離率のインジケーターがデフォルトで入ってないことに気づきます。そこで今日は乖離率のインジケーターを紹介します。
MT5用・Extent.mq5
こちらはMQL5にアップされていてフリーです。以下のように移動平均線の値とそのローソク足の終値の差額を棒グラフで表示しています。ですので乖離率というよりも乖離額と言う方が正しいです。
ここではNY DOWのH1チャートを使っています。5月1日の急落の際にその時の20時間の移動平均線の値: 26,640.20ドルとそのローソク足の終値26,359.90ドルの差額、-280.30ドルが表示されています。前後の関係からもこの値はかなり大きいことがわかります。
乖離率の使い方
一般的に移動平均線から乖離した場合は移動平均線に戻ってくると考えられています。実際にその確率は高いです。その特性を生かして、乖離したら逆張りエントリーして戻ったところで決済する、という手法で利益を上げていきます。
すでに乖離方向にエントリーしている場合は、乖離しきったのを確認して決済する、というふうに順張りの決済でも使えます。この場合はさらに途転売買して往復の利益を狙うことも可能になります。
どこでエントリーしてどこでクローズすればいいのかお悩みの方には使い方次第で有効活用できると思います。
ダウンロード
当インジケーターのダウンロードはここをクリック(https://www.mql5.com/ja/code/23118)してください。別サイトMQL5さんにリンクしています。下の図が現れますのでExtent.mq5をクリックすればダウンロードできます。うまくいかないときはZipでダウンロードしてみてください。
設定方法
MT5を開きます。MT4では使えませんのでご注意を。
ファイル → データフォルダを開く
MQL5をクリック
Indicators というフォルダにダウンロードしたファイルをコピーします。
ここでいったんMT5を終了してください。そして再起動します。
そしてナビゲーターを見てください。下の方にExtentが表示されているのを確認できます。
これをチャート内にドラッグアンドドロップします。
すると次の画面が見えます。
ここでは「シグナル設定の修正を許可する」にチェックします。これにチェックをせずに使っていたらたまに表示がバグりました。しかしこれにチェックを入れると表示が修正されました。
次に「インプット」のタブにいき、「MA Period」の値をあなたが適用したい移動平均線の期間数値に変更します。私は20期間線をメインとしていますのでここを 36→20 に変更しています。たまに7でも使います。同時にその下の「MA Type」もご自身の使っているものに合わせてください。私はSMA(Simple Moving Average)ですのでそのまま変更せずに「Simple」で設定しています。
これで設定が完了しました。
移動平均線と乖離率だけの組み合わせでも利益を確実に上げているトレーダーさんはいらっしゃいます。そのくらい乖離率は効果的に使えるインジケーターだと思っています。
なお、私はXM Tradingをメインで使用しています。XMの口座開設はこちらを参考にしてください。